Fujiwara/ 2月 28, 2023/ NEWS

2月20日(月)、岩手大学次世代アグリイノベーション研究センター(AIC)では、
講演会「SDGsって達成できるのか?1次産業からの視点」を2名のスピーカーをお招きし、開催しました!!

それぞれ立場が違う角度からのご講演は、大変勉強になり貴重な機会となりました。
オンライン参加者も含め174名の参加者に聴講いただきました。

講演1では、株式会社雨風太陽 代表取締役 高橋博之氏から、「都市と地方をかきまぜる」を演題にご講演をいただきました。
現在農業の現場で何が起こっているか、全体を通して現代社会の一次産業とそれを取り巻く環境、生産者と消費者との繋がりの重要さや体験して興味をもつことの大切さ、
生産者と消費者の距離をいかに縮めていくことが、今後の日本において大切であることについてご講演をされておりました。

参加された皆様からは、「生産の背景を知ることが生産者を支えることにつながる」「受け入れるしくみや参入できるしくみさえあれば地方との結びつきは強くなる」
「食品についてはまだ生産者とのつながりは実感できず、どのように若者、都会の人、消費者をつなげられるかが課題」
など、たくさんの声が寄せられました。

講演2では、株式会社穂海耕研 代表取締役 丸田洋氏から「業務用米を中心とした大規模水稲農業経営」を演題にご講演をいただきました。
現在の大規模稲作企業が直面している問題と解決の方向性、経営課題、水稲農業の実際の体験や苦悩などの話を交えてご講演されておりました。
参加された皆様からは、「中山間地で業務用米に特化した新たなビジネスモデルとして非常に参考になった。」
「お店によって求めるお米が異なり、ニーズにあったお米でかつ、自分たちが提供できるレベルに合わせて販売先を考えているというのが特に勉強になった。」
など、たくさんの声が寄せられました。

パネルディスカッションでは、それぞれ違う視点から、これからの農業の未来について議論を行いました。
参加された皆様からは、「課題点や問題点はあるが、まだまだ農業には可能性がありおもしろくなっていくというお話をされ、将来が楽しみになりました。」
「職業の違うお二人から、方向性や考え方、それぞれの価値観を伺うことができて面白かった。」
などの声が寄せられました。

2名の先生方のご講演では、未来への希望ややりがいなどにも触れられており、「本講演で提起された問題・課題に対していずれ解決策を見出せるよう頑張りたい」、
「将来が楽しみ」、「将来の働き方について視野を広げることができた」など、深く感銘を受けていたように感じました。

また、今回の講演1のオンライン配信では、音声に乱れがあり解消まで時間がかかり、聞き取りが困難な状況であったこと、お詫び申し上げます。
今後のセミナーや講演会等での配信改善に努めてまいります。

3月6日(月)に第9回一般・高校生向けセミナーをセミナーを開催いたします。
【人とかかわる野生動物の行動」と題し、
出口善隆 環境生態部門兼任教員(農学部 准教授)が講演を行います。

ご参加をお待ちしております!