折笠貴寛教授(生物生産部門)が取り組んでいる「食品のプラスチック包装は環境負荷低減に貢献する?~ライフサイクルアセスメントによる環境負荷の見える化~」について、2025年6月30日(月)に報道機関様向けの研究成果報告会を開催しました。
報告会の様子は、岩手朝日テレビ スーパーJチャンネルいわて(令和7年6月30日(月)18:15~)で放送されました。
研究成果報告の概要は下記のとおりです。
AIC生物生産部門 折笠貴寛教授らの研究グループは、農業・食品を対象として環境負荷の見える化に関する研究を行っています。一般に、青果物を対象とした包装の多くはプラスチックであることから、環境に対して有害であると認識されています。しかし本研究では、食品ロス削減など間接的な影響も考慮すると、プラスチック包装は環境負荷の低減に寄与する可能性が高いことを、世界で初めて定量的なデータに基づき明らかにしました。この知見を基にしてアグリフードシステムに関わる環境負荷の見える化に関する研究を更に進めることにより、持続可能なフードサプライチェーンの構築に関する取り組みの加速化が期待されます。
一連の研究成果の概要は、日本食品科学工学会が発行する国際誌「Food Science and Technology Research」に総説として掲載されました。なお、個別の研究成果の詳細については、Elsevierが出版する食品科学分野に関する国際誌「Journal of Food Engineering」などで公開されております。
本研究は、岩手大学農学部の折笠貴寛教授、佐々木勇麻博士(令和5年3月まで本学大学院博士課程に在籍、現在は農研機構所属)、椎名武夫博士(千葉大学大学院)らによる成果です。
※詳細については、以下の添付PDFをご覧ください。