この度、出口教授が執筆し掲載された下記の研究論文が、学会誌Animal Science Journalの出版社（Wiley社）において、Animal Science Journalの２０２３年の閲覧トップ１０％論文として認定されました。
この論文では、分娩時間帯を予測することは分娩事故を防ぎ、飼養者の負担を軽減するために重要です。ホルスタイン種経産乳牛11頭を胎子娩出時間帯によって午前分娩群と夕方分娩群の2群に分け、分娩前7日間の行動を記録しました。その結果、採食行動および探査行動が分娩時間帯に関与し、夕方分娩群には一定の行動連鎖パターンが存在するが、午前分娩群には存在せず、行動連鎖パターンを検出することで分娩時間帯を予測できる可能性が示唆されました。
なお、論文の著者、題目などの情報は以下の通りです。
著者：Wakana Shinada, Naoya Gakumazawa, Shizu Koshikawa, Takahiro Ito, Tetsuo Fujiwara, Masahiro Takahashi,
Yasushi Chida, Keiji Okada, Yoshitaka Deguchi
題目：Precalving behavior in dairy cattle with different calving times
雑誌：Animal Science Journal
DOI番号：https://doi.org/10.1111/asj.13833
出版：Wiley社