Fujiwara/ 7月 17, 2026/ RESEARCH TOPICS

エチオピアでは近年,コメの需要拡大が急速に進んでおり,生産性を向上させるための品種改良が急務です.エチオピアの主要品種「X-Jigna」の改良を目指し,北日本の主要品種「ひとめぼれ」との交配集団を作成し,遺伝解析を行ったところ,穂ばらみ期耐冷性について3つのQTL(qSFC5, qSFC8, qSFC10)また脱粒性について1つのQTL(qSHT1)を検出することに成功しました.本成果は,今後のエチオピアのイネ育種において重要な基礎知見となります.次世代アグリイノベーション研究センターの下野裕之教授らのグループの成果です.本研究成果を植物育種学分野で伝統のある国際学術誌Euphytica誌(IF 1.7 (2024))に発表しました.今後の持続可能な農業生産に貢献する貴重な知見です.

 

【発表論文】
タイトル :Identification of loci for cold tolerance at reproductive stage and seed shattering in Ethiopian rice cultivar      ‘X-Jigna’.
著者   :Zewdua, Z., Atnafb, M., Berieb, A., Takasago, H., Sato, R., Ishikawa, R., Abe, A., Matsunami, M., Shimono, H.
雑誌名  :Euphytica Volume 222, article number 101
     https://doi.org/10.1007/s10681-026-03742-5