Fujiwara/ 12月 12, 2023/ NEWS

2023年11月27日(月)、生態環境部門のメンバーを中心に、本学附属御明神(おみょうじん)演習林と株式会社柴田産業様を訪問し、最先端の高性能林業機械による林業生産やICT技術を活用したCTLシステムによる林業経営について、生産現場の見学と意見交換を行いました。

御明神演習林では、白旗農学部助教の説明を受けながら、ハーベスタヘッド、バケット等の高性能林業機械による素材生産の工程を見学しました。つづいて、株式会社柴田産業様の生産現場を訪問しました。柴田産業様では、齋藤仁志農学部准教授・住友林業株式会社様との実証事業「ICTを活用したCTLシステムによる垂直統合型経営モデルの構築」により、最新のドローンを用いた森林資源調査をもとに効率的な素材生産をされています。一戸町内にある素材生産の現場では、柴田様、安ケ平様からご説明をいただきながら、国内にまだ数台しかないヨーロッパ製最先端高性能林業機械を用いたCTLシステムにより、山林内で立木の伐採から丸太の生産・運搬までが機械化されている工程を見学しました。また、伐採後に苗木を植え育てる“再造林”中の山林も見学し、柴田産業様の素材生産から製材、再造林までを一貫して手掛けられる林業経営に大変感銘を受けました。

岩手大学次世代アグリイノベーション研究センターでは、地域社会の皆様と問題意識を共有し、連携してSDGsの達成に貢献することを目指し、引き続き、研究機関や生産者様との活発な交流を進めて参ります。今回の現地訪問にご協力いただきました、岩手大学附属フィールドサイエンスセンター御明神演習林白旗学助教、柴田産業株式会社 専務取締役柴田智樹様、山林部安ケ平和希様、どうもありがとうございました。