「農水産物の精密品質管理に関する国際シンポジウム:グリーンプロセスの革新」International Symposium on Precision Quality Control of Aquatic and Agro Foods: Innovations in Green Process (AIC2024)(http://www.fsmile.org/AIC2024/)が10月23日から26日にかけて、岩手大学銀河ホールにて開催されました。本大会は、岩手大学次世代アグリイノベーション研究センターを主催として実施されました。大会には、岩手大学の小川智学長、NPO国際食育交流促進協会の今野久仁彦理事長、岩手県すし協会の高橋剛一理事にもご臨席いただき、歓迎のご挨拶を賜りました。
本大会には、アメリカ、トルコ、スペイン、ニュージーランド、日本、韓国、タイ、中国、ベトナム、バングラデシュの10か国から農水産物に関わる研究者、食品業界の専門家、政策関係者など108名が参加し、基調講演9演題、招待講演23演題、口頭発表12演題、ポスター発表37演題が行われました。大会では持続可能で環境への負荷が少ないプロセス構築に向けた農産物及び水産物の品質管理技術の進歩について議論を深めるとともに、食品に係わる生産、加工、流通の在り方を探求するための包括的なプラットフォームの構築に向けた最新の研究成果及び技術的成果が紹介されました。二日間のプログラムは英語による発表と質疑応答を通じて活発な学術的な議論と研究交流が行われ、非常に充実した大会となりました。25日のクロージングセレモニー ではアカデミック委員会の評価により、若手研究者口頭発表とポスター発表の優秀賞の授与式を行いました。
また、23日、25日には連合農学研究科及び農学部において、シンポジウムに参加した岩手大学国際交流協定校および主な大学研究機関の研究者による表敬訪問が行われました。こうした交流により研究者間の連携がさらに強化され、今後の水産物および農産物の精密品質管理と持続可能な食品加工の推進・発展に大きく寄与することが期待されます。