増加する世界の食料需要を満たすため,化学肥料の施用による作物の生産性の向上は重要です.一方で作物に吸収されない余剰の化学肥料は環境に漏れ出し環境汚染になっています.本研究では,DRO1とqSOR1という根を深くする特徴(深根性)をコードする遺伝子領域を導入したイネ系統群を用いた解析から,深根性は化学肥料の吸収効率を高め,また化学肥料を土壌への全層施肥ではなく,局所施肥することで,さらにその効率を高めることを明らかにしました.今後の持続可能な農業生産に貢献する貴重な知見です.本学農学部の松波麻耶准教授と次世代アグリイノベーション研究センターの下野裕之教授らのグループの共同研究の成果です.本研究成果を国際学術誌Field Crop Research誌(IF 6.4 (2024))に発表しました.
【発表論文】
タイトル :Yield performance of rice with different root system architecture with combination of
DRO1 and qSOR1 alleles under different fertilization regimes
著者 :Nabila Mumtahina, Aya Matsuoka, Yusaku Uga, Hiroyuki Shimono,
Maya Matsunami
雑誌名 :Field Crops Research Volume 339, 110351
https://doi.org/10.1016/j.fcr.2026.110351

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