Fujiwara/ 12月 21, 2022/ NEWS

12月16日(金)、「第8回一般・高校生向けセミナー」を開催しました。
第8回は【静電気を農業・食品に役立てる ~かみなりとキノコの不思議な関係など~】
の演題で、髙木浩一 食と生活部門兼任教員(理工学部教授) が講演を行い、
39名の参加者に熱心に聴講いただきました。

電気は、宇宙を形作る、生命を支える、暮らしを支える、私たちの暮らしにかかわっております。
静電気は農業・水産業・食品分野で利用されており、農業では、種子の休眠を打破し発芽させ、
生長促進に、水産業では、生鮮食品の鮮度保持として水産物の保存に利用されています。
今回のセミナーでは、静電気が農業や食品にどのよう関わり、役立てることができるのかを、
動画を交え丁寧に解説されました。また、会場では実際に実験を行いわかりやすく紹介されました。

高校生や参加者の皆さまからは、たくさんの質問が寄せれらたほか、
「プラズマの利用方法について新しい発見でした」、「静電気が日常生活で使われていると知り面白かった」
「プラズマが農業・食品分野に活躍されていることが興味深く面白かった」という感想が寄せられました。
日常の身近に関わっている電気の性質について、大変興味深く熱心に聴講されておりました。
高校生は今後の進路の参考にもされていたようです。

また、オンライン配信では、たくさん参加いただき、大変ご好評をいただいております。

次回は、1月18日(水)にシンポジウムを開催いたします。
【廃棄プラスチックの新たなリサイクル法開発を目指して】をテーマに、以下の演題で講演を行います。
・バイオ法によるプラスチックリサイクル技術開発の現状と課題、そして未来
・産業廃棄物を原料とした、微生物によるバイオオプラスチック合成

今後も毎月1回程度継続的に開催し、当センターの研究成果を
日常の身近な話題に落とし込みながら地域に向けて発信していきます。
ご参加をお待ちしております!