次世代アグリイノベーション研究センター(AIC)では、講演会「岩手から発信!私たちの生命を支える農林水産業の未来像」を開催します。農業・林業・水産業・畜産業にかかわる岩手県のトップランナーをお招きし、ご講演ならびに異なる分野間での議論をいただきます。
どなたでもご参加いただけますので、この機会にぜひご参加ください。
■ 日 時 2月26日(月)13:30~17:00
■ 会 場: 岩手大学農学部7番講義室 【農学部5号館 (B07)1階】
オンライン配信(Zoom)あり
■ プログラム
ー講演ー
1.「岩手県の農林水産業の現状と今後の課題について」(15分)
下野 裕之 (岩手大学 農学部教授/AICセンター長)
2.「岩手県の土地利用型農業の現状と今後」(30分)
照井 勝也 氏 (株式会社西部開発農産 代表取締役社長)
3.「岩手県の林業の現状と今後」(30分)
柴田 智樹 氏 (柴田産業株式会社 専務取締役)
4.「岩手県の水産業の現状と今後」(30分)
佐々木 淳 氏(岩手県漁業士会 会長)
5.「岩手県の畜産業の現状と今後」(30分)
柿木 敏由貴 氏(柿木畜産 代表)
6.「一次産業の生産と持続性をベースに考えたまちづくり、都市のあり方」(30分)
三田 林太郎 氏(三田農林株式会社 代表取締役社長/岩手林業株式会社 社長)
ー議論ー
「持続可能な岩手県の一次産業に向けて」(30分)
コーディネーター 原科 幸爾(岩手大学 連合農学研究科 教授/AIC生態環境部門長)
■ 参加お申込み 事前申込制。下記参加申込フォームよりお申し込みください。
https://forms.gle/t1nnXa6WA6gxZaBRA
【申込締切:2024年2月19日(月)】
■ その他
・オンライン(Zoom)参加者には、シンポジウム前日までにミーティングリンクをお送りします。
・会場参加者で、当日車でお越しの場合は、正門から入構し、つきあたりの駐車場をご利用ください。
■講師紹介(プログラム順)
・照井勝也氏
岩手県和賀郡和賀町(現北上市)生まれ。
2012年に先代から社長を引継ぎ2017年に直営店を立ち上げる。2022年, 受託部を新設し,新事業の展開を模索。「食」を通じて「安心」や「楽しみ」を供給することを目指し、本州最大規模の900haの農地に米穀、野菜を生産するほか、畜産や加工食品の販売、直営店の営業など多岐にわたる事業を展開する。
・柴田智樹氏
岩手県二戸郡一戸町生まれ。
モトクロスプロライダーを1995年にスタート、2003年に引退。2004年から柴田産業山林部に入社。ハーベスターを有効に使用し2009年国有林間伐コンクール優秀賞受賞。2011年から”オーストリアの林業を日本で実践”をテーマに毎年渡欧。現在は欧州製の林業専用機ハイランダーを使用し伐採作業と人材育成に取り組む。
・佐々木淳氏
岩手県大船渡市三陸町生まれ。
地元企業に3年勤めたのち21歳で漁師の道へ。2009年に県知事認定青年漁業士、2017年に指導漁業士となる。2016年「漁師の甲子園」とも呼ばれる全国青年・女性漁業者交流大会で農林水産大臣賞受賞。新嘗祭で内閣総理大臣賞受賞。養殖漁業、採介藻漁業に従事する傍らで観光面に着手し,クルージングで観光客を呼び込む。インバウンドクルーズを増やしていきたいと考えている。
・柿木敏由貴氏
岩手県旧山形村小国(現久慈市)生まれ。
幼いころから短角和牛に囲まれて育ち、現在は肥育、繁殖、卸肉販売、闘牛まで短角和牛のみで経営する。1993年に県立農業大学校卒業後、就農。2011年アグリフロンティアスクール卒業、 精肉のネット販売を開始。2013年、消費者と顔の見える関わりを持ち信頼関係を築くことができる取組として柿木畜産CSAを開始。直近の2023年には短角和牛精肉輸出を開始した。
・三田林太郎氏
岩手県盛岡市生まれ。
大手家電メーカー勤務後1994年に帰省。約30年でジュース,アイスクリーム製造、ブルーベリー生産、木質バイオマス普及・利用、一段の森林経営の長伐期化と広葉樹林の育成、カーボンオフセット、ショッピングセンター「クロステラス盛岡」開業、地域イベント、リノベーションした古民家の賃貸、アパレル、北海道でのカフェを新たな業容に。社外では林業、アート、スポーツ、映画、公共交通、まちづくり、森林の研究機関などの会議に参加する。