2025年11月29日(土)、食と生活部門の企画により、岩手県一関市のアーク牧場(Ark館ヶ森)を訪問しました。
はじめに、担当者よりアーク牧場の概要説明が行われました。同牧場は、広大な放牧地を活かした畜産を基軸として、加工・販売・飲食・観光を組み合わせた多角的な事業を展開しており、「食はいのち」を理念に掲げています。説明では、繁殖から肥育に至る一貫した飼養管理、飼料の選定や飼育環境へのこだわりなど、品質向上を支える取り組みについて具体的な紹介がありました。
続いて実施された施設見学では、農場エリア、養豚エリア、有機肥料製造工場、ハム工房などを巡り、現場の運営体制を実際に確認しました。アーク牧場では、生産から加工、販売までを牧場内で一貫して行う体制が整備されており、この仕組みが品質管理の徹底とブランド価値の向上に寄与している点が印象的でした。
昼食には、牧場産の食材を使用したビュッフェを利用しました。提供される料理は、牧場が掲げる「生きることは食べること」および「自分の家族に食べさせたいものを生産する」という理念を体現するものであり、参加者にとって食の重要性を改めて認識する機会となりました。

